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親が再婚同士の相続の話 〜生前にできる事前準備とリアル体験〜

再婚同士の親の相続問題をテーマにしたブログ記事のアイキャッチ画像。家系図の上に人物フィギュアと木製の家が置かれ、背景には観葉植物が見える。中央には「再婚同士の親の相続の話」というタイトルが大きく表示されている。

親が年老いていく中で、避けて通れないのが「相続」の話です。
年に一度でも連絡を取り合う兄弟・姉妹だけなら、両親の死後でも特に面倒なことはないのかもしれません。

でも、うちのように再婚同士の家庭では話が違います。
母の子どもは私と姉の2人、父の子どもは長男・次男・三男の3人です。
私が12歳の時から両親は事実婚でしたが、私が20歳の時に入籍。
その際、私だけが養女になりました。

再婚相手の子どもたちには、事実婚当時に会ったきり何十年も顔を合わせていません。
地理的に離れているのもありますが、そもそも連絡先も知らず、今どこで何をしているのかもわかりません。

「まだ先のことだから」と思っていたけれど、両親も90歳に近づき、年相応に物忘れも出てきました。
両親が死んだ後のことを考えなくてはいけないな、と強く感じるようになりました。

目次

終活ノートは進まず…

親の死後のことを切り出すと、途端に不機嫌になるのが現実です。
何年も前に終活ノートを渡しても、記入されていたのは名前と生年月日だけ。

無理やり説得して、銀行口座やクレジットカード会社、光熱費の引き落とし先など、最低限の情報だけは実家に通って一緒に記入しました。
さらに、母の再婚相手である父の子供たちの連絡先も書いてもらいました。

でも、お葬式はどうするの?お墓はどうするの?と聞くと、口ではあれこれ答えるくせに、終活ノートには一切書かない…。
宗派についても、私は何の知識もなく、「お葬式でお坊さんを呼ぶときは、役所の人のおすすめでいいの?」と聞いたら怒り出してしまったこともあります。

だから私はそのたびに「そういうことこそ終活ノートに書いて!」と言い続けています。
死んだら誰に連絡してほしいのか、リスト化も必要。
でも、強制的に書かせないと進まないし、聞けばすぐ不機嫌になるし、本当に大変です。

終活ノートの親族表

財産の曖昧さと苛立ち

「うちは現金の財産はほとんどないらしい」と母は言いますが、それもはっきりとは教えてくれません。
しかも、私が確認しようとすると「現金を狙っているのでは」と父が警戒しているようにも感じました。
正直、めんどくさい…。

でももし片方が先に亡くなったり、事故で両親が同時に亡くなってしまったら?
お葬式や諸々の手続きのあとに、家の登記簿の場所さえわからなかったら?
さらに面倒なことになりかねません。

仕事や子育てで忙しい中、相続問題に時間を割きたくない。
実家に1番近い私が全てこなすのが目に見えています。
ましてや再婚相手の子どもたちに連絡を取って、遺産分割協議書のやりとりをするなんて──絶対にやりたくない!
そんな時間、1分たりとも使いたくない!私は筋金入りの“面倒臭がり”です。

だからこそ、まだ自分が元気なうちに、全て整理整頓してしまおうと決意しました。

家系図を描いてみる

父が先に亡くなった場合は? 母が先に亡くなった場合は?
法定相続人はどう変わるのか? 遺言書を作った方がいいのか?

頭の中で考えても全然整理できません。
そこで「いらすとや」さんのイラストを借りて、自分なりに家系図を描いてみました。

家系図と、他界した場合の相続人



ちなみに家系図には「父が先に亡くなった場合」「母が先に亡くなった場合」「同時に亡くなった場合」と書いていました。

その後の税理士さんとの面談で、法律上「同時に死亡」という扱いはないそうです。
1秒でも死亡時刻に差があれば、必ずどちらかが先に亡くなったとみなされるとのことでした。

つまり、実際の相続では「父が先か」「母が先か」の2パターンだけを考えればいい、ということになります。

税理士に相談することにした

考えているだけでは進まないので、思い切って税理士の無料面談に申し込みました。
今回の財産は家なので、不動産に強く、できれば再婚家庭の相続案件を扱ったことのある税理士さんを探しました。

結果的に、女性の税理士さんと、そのパートナーで宅建資格を持つ男性が担当に。
ドンピシャではないけれど、パートナーの方が再婚経験ありということで、少し安心できました。

面談前に、実家の箪笥の奥の紙袋の山の下から登記簿を取り出して確認したところ──
両親も「土地は母100%、建物は父100%」と言っていましたが、実際には、

  • 土地:母100%
  • 建物:父50%、母50%(共有名義)

だったのです。

素人が見ても一目瞭然。
これは売るときに相当面倒なやつで、全員の同意がなければ売ることすらできない。

登記簿と家系図をまとめてメールで送り、Zoom面談に挑むことにしました。
田舎に住んでいるので、オンラインで面談できるのが本当に助かります。

さいごに

この再婚者同士の相続問題はシリーズとして、相続をめぐる制度と感情のズレ、そして再婚家庭ならではの複雑さについて、少しずつ書き残していこうと思います。

次回は、税理士さんとのZoom面談でわかったことをアップ予定です!

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